2010年 03月 23日
夢をよく覚えてたんですって。
マナ 幼稚園の頃には、風とか花とか光とか、そんなものを妖精に仕立てていたの。
そしたら、小学生の頃には、それが実在するかのようになっていた。
でも、お祖父ちゃんが亡くなった後、
ある日、お祖母ちゃんと寝ていたら、黒い影が立っていて、
「お祖父ちゃんだ」と思ってまた寝たけれど、
あとから、それが怖くなって、
「見えなくなる。見えなくなる」と念じたら、
妖精まで見えなくなってしまったの。
大学生になって、現実界の学びをしているマナはちょっぴりさみしそう。
その時、ユーミンの歌が、ルナの頭の中に響いてきました。
♪小さい頃は神さまがいて、不思議に夢を叶えてくれた♪
マナ 夢の中で、自分の意識があるって、良い事なんですか。
ルナ それって、明晰夢っていって、良い事よ。
マナ 夢の中で、エジプトのピラミッドの中にいたら、
壁画がずんずんと足音を立てて迫ってくるので、逃げたら、
自分の家の屋根の上に出たの。
それで、「怖ーい、目を覚まそう」って、目をつむって、
「目が覚める、目が覚める」って言えば、ふつうは目が覚めるのに、
その日は目が覚めなくて、また、ピラミッドの中に戻ってた。
もういちど、逃げたら、家の畑の道に出て、
もう一度「目が覚める」ってやったら、やっと目が覚めたの。
その頃は想像力があふれて来て、詩や小説を書いていたけど、
今は夢もあまり覚えてない。
こうして私たちは持ってる力を忘れていくんだね。
でも、ユーミンの歌の続き
♪大人になっても奇跡は起こるよ。
カーテンを開いて、小さな木漏れ日の
優しさに包まれたなら
きっと目に映るすべてのものは
メッセージ♪
これってほんとだよ。
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by yumemiryoku
| 2010-03-23 01:14
| 子供の頃は妖精と遊んだよ