第28話 ライオンと川の夢

『水』 は 感情のシンボルです。

10回目のセミナーの時の沖さんの発表した夢です。
山の中腹あたりを、孫を連れて歩いていると、
向こうにライオンがいました。
私の方にはまだ気づいていないので、そっと逃れて行くと、
川べりに出ました。
もう、ここなら大丈夫。
きれいな川を気持ちよく泳いで、向こう岸に着きました。
ずぶぬれの私を助けてくれる家がないかなあと探し始めました。


 は心の成長の目標点を示すシンボルです。
山が出て来たら、今どこを登っているかを確認しましょう。

今、沖さんは山の中腹あたりにいます。
頂上にたどり着くにはどうしたらいいのでしょうか。
夢にはそのヒントが隠されているはずです。

夢の中の人間も動物も自分の事だよ。

この夢には「孫」と「ライオン」が出て来ます。
孫もライオンも、沖さんの今の姿です。

 は自分の中の、まだ未熟な部分を暗示しています。
どんな点が未熟なのでしょうか。
それを象徴しているのが『ライオン』です。

ライオンの示すもの

ライオン は猫科の持つ、優雅な女性的な側面と
強くて堂々とした男性的な側面と、両方を持ち合わせています。
獲物を狩る、攻撃性もあります。
感情としては「怒り」を示すことがあります。

では、ここではライオンは何?

沖さんは夢のなかでずぶぬれになっています。
 は感情を表します。
ですから、ライオンの中でも、怒りに注目しました。

るな 何か怒りについて思い当たることがありますか?
沖  そういえば、仕事や家事のことで、娘に怒ったりしました。

沖さんは娘夫婦と同居しています。
実の母子だと、つい遠慮なく感情をぶつけたりします。
どうやら、夢はこの事を示していたようです。

ライオンに気づかれぬようにしたのは、
自分の中の怒りについて考えまいとしている様子を表しているのが
分かりました。
夢は見事ですねえ。


川を渡る夢は大事な夢です。


 は水ですから、やはり感情のシンボルです。
水からは感情や潜在意識の様子が分かります。
水がきれいなのは良い兆候です。
また、水の中に入るのは、潜在意識に取り組んでいる事を示します。

そして、川を泳いで渡ること は
「別次元への変化、新しい運命が開ける事」を表します。

無事に渡ったので、新しい展開が待っていると考えられます。
ただ、一時的に怒りでずぶぬれになったので、嫌だなと思っています。

では、夢全体を解釈してみましょう。

精神的な到達点を目指すためには
未熟なところを見直してごらん。
それは、感情についてだよ。
いま、嫌な思いをしているけれど、
それは怒りについて
取り組んでいないからだよ。
心の中の『ライオン』に直面してみよう。

この怒りについて、深い気付きを得ると、
新しい人生のステージが待っている事を暗示しています。


この夢からひと月経って、沖さんに話を聞きました。
「家事の手順ひとつとっても、娘のやり方に腹が立っていたけれども、
娘と自分とではやり方が違うんだと受け入れるようにしました。
そうすれば、腹も立たないので。」
と話してくれました。

実の親子でもこのように気づいて、
折り合いを見つけて行く事のくりかえしです。

ましてや(  )については、なおさらですよね。
(  )には思い当たる人を入れて下さいな。
 



 この世は自分を写し出す鏡なんです。

あなたを怒らせている人はあなたの鏡です。
自分の姿が見えないので、周りの人が鏡となって、
自分の姿を映し出してくれています。
私たちは鏡に囲まれて生きているのです。
ですから、嫌なやつは自分の嫌な姿を見せているだけです。
私はこの法則をミラーシステムと呼んでます。

今の状況は自分で作り出している
というのが宇宙の大原則です。
これに気付かないと、いつまでも怒り続けることになります。

怒ったら、一呼吸しましょ。

例えば、お店で店員さんの態度が悪かったとします。
「何だ。こいつは。」
と言って怒ってもいいのですが、その人は、単に自分の姿を見せているだけです。
どこかで同じような態度を取った事がないか、
自分の方の過去を調べましょう。
必ず、見つける事が出来ます。

そうしたら、こう考える事も出来るようになります。

「まだこの人は未熟なんだな。
そういえば、自分も若い頃はこんな態度を取っていたなあ。
そうか、あの頃は周りの人たちは寛大な態度で
黙って自分の成長を見守ってくれていたのか。
有り難いなあ。」と。


この世の中の人は自分の鏡なのですから、
鏡を見て怒るのはそろそろやめにしたいものです。


それでも怒りたいんですよね。
 ワカリマス。
怒りの種は潜在意識の中に幾層にもわたって入っているので、
何度も何度も、その種に気づくよう、この人生でしむけられます。

それでも怒りを感じたら、そのエネルギーを建設的に使いましょう。
自分が変わるしか道は開けません。
怒りは、うまく使えば人生に変化をもたらすエネルギーとなります。


                   *

さて、「必ず神様はいます。」と沖さんは断言出来るのですが、
それは苦労の連続の中から見出したものでした。
これについては別章でお話したいと思います。
次回からは、すでに夢の持つメッセージ性に気づいて、
行動してきた人のお話です。


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by yumemiryoku | 2009-10-25 15:37 | 第28話 ライオンと川の夢