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第3話 節のある筒の夢

 ひとの身体には見えない筒がある!? 

山崎さんの夢

三月の夢
雲が空にあり、階段がその上に向かってずうっと続いていました。
それをゆっくり登っていくと、途中に扉がありました。
それを通り抜けると、まぶしい光に満ちていました。
わたしは、ゆっくりゆっくり、ひと休みしながら登りました。
ゆっくり。ゆっくり。

また、別の夢

筒があって、節がいくつかついていました。
ちょうど竹の節のような感じです。


いくつかのテーマが同時進行しています。

光への道の夢

一月の夢で山崎さんは二つに分かれた道の夢を見ました。
その時、彼女は下の方の怖げな道を選びました。
その続きの夢かもしれません。

「下の道」とどう関わっているのでしょうか。
たとえ、下の厳しい道を進んでも、その先には、やはり、
雲の上に到達する道がある事を教えられているのです。

山崎さんが選んだ下の厳しい道は、
心の奥深くに眠るマイナス感情や
魂の思い癖、
幼いころのトラウマを、
一つひとつ掘り起こしながら解き放って行く道である事が
このあと次第に明らかになって行きました。

それは精神的な解放への道という点でつらい道だけど、
やはりその先には光の世界が待っているのです。

人生は道の途中、真っ暗な時があります。
そんな時に、この夢を思い出すように
あらかじめ、見せてくれているのですね。

それでは、 
二つ目の夢「竹のように節のある筒」とは何でしょうか。

唐突で、解釈のしようがありません。
竹のように節がある筒を見たというだけです。

ところが、場のチカラとは、想像以上のものでした。


それについては、なんと、三井さんがヒントとなる夢を見ていました。

三井さんの夢

自分の内臓を見せられました。
立体でなく平面でした。
『筒』。
身体の正中線は筒なのだなと思いました。
娘は姿勢が悪いのでこの筒が通りにくいとも、思いました。


二人が同時に「筒」と言うので、
普段、そんな話を二人が話題にしているのかと思ってしまいました。
たまたま、同時期に見ているのです。

三井さんの夢は、教えの夢です。
ハイアーセルフが、彼女に必要な情報を伝えているのです。

自分の内臓を平面で見せられる。

そして、筒。

でも、「筒」と言っても、三井さんは何の話か分かりません。
これは、この日、こうやってルナがやって来て、夢セミナーをして説明をするのを、
二人の夢の作り手は知っていて、こんな夢を見せたと考えました。


二人の言う「節がある筒」とは、クンダリーニの昇って行く道の事です。

どうして、ヨガなどをしない二人がこんな夢を。

ルナは、スピリチュアル夢セミナーと銘打ちながらも、
こんな話をいきなり初めていいのかと、かなり戸惑いました。
心の受け入れ準備が出来ないと、
こういう話には拒否反応が出るのが普通だからです。

みなさん、この『夢見力』の始めの方の話を覚えていますか?
チャクラの話がいきなり出て来ましたよね。
その時も、こんな話をしていいのか、迷ったのですが、
夢を解釈するためにはどうしても必要でした。



第4話の「チャクラとクンダリーニの話」をもう一度ここに書きます。

クンダリーニは三巻き半のヘビの姿をとって、
尾骶骨の所で眠っていました。
ある時、何かのきっかけで目を覚ましました。

頭をもたげて見廻すと、上の方から一筋の光がこぼれてきます。

クンダリーニは本能的にそれを目指して、人間の背骨に沿って昇っていきました。

光は頭頂からのものでした。
そこでは女神が自分を待っています。

女神に会うためにクンダリーニは昇って行くのですが、
途中に五つの節があって、それが道を遮ります。

クンダリーニはそれを一つ一つクリアーして、昇って行き、
ようやく愛する女神と合体することが出来ました。



この『夢見力』を読んできてくれた方には
この話を初めて聞いた時と違って、ああ、そうだったのと言う人もあるでしょう。

この古代インドの神話が何を語っているのか、
なあるほどと、思う人もいるでしょう。

人間の背骨に沿った筒

これには、すでに、スシュムナ管という名前がついています。
途中に竹のように節があるそうです。
その節とはチャクラのある部分で、私たちの感情と密接につながっていて、
その感情の塊がクンダリーニが昇るのを妨げているのです。

これが山崎さんの夢の「節のある竹」のことです

二人は同じものを夢で見せられています。
ただ、それぞれの心に合わせて、微妙に変化して思い出されるだけです。

チャクラやクンダリーニやスシュムナ管など、
ヨガの専門用語は、
その道の人たちの間で語り継ぐものと思っていましたが、
普通の人たちの夢に出てくるのは私にとって新鮮な驚きでした。
これを私たちが理解する事が大切だという訳です。

ヨガは古代インドで生まれました。
日本には千年前にも、密教を通じて入って来ています。

クンダリーニとは生命エネルギーです。
ひとは誰でも青春期に活性化し、
子孫を残すためにこのエネルギーを利用します。

ベティ・べサーズによると、
更年期に再びこのエネルギーが活性化されるそうです。

その更年期にあたる二人がこれについて、
同時期に夢をみたのはよほど重要だという事です。

この目には見えないエネルギーは
人類に普遍的に存在するものだということを
夢は教えてくれています。
 
喉のチャクラの教え

山崎さんはこの一週間前に、喉のまわりがひどく痛んで、
熱も出て、寝込みました。

喉には喉のチャクラがあります。

このチャクラの一番のはたらきは「表現」です。

言葉で自分の思いを表現せずにいると、このチャクラが塞がってしまい、
ブロックとなって、クンダリーニが自由に昇って行くのを妨げる訳です。

すると、痛みやしこりのような症状が生じて来ます。
チャクラは病気の発生に関わっています。

 ちょうど、細いフィラメントの中を電気が通っていて、
抵抗があるところで、
発熱したり、発光したりするような感じです。

山崎さんの場合、町内会の集まりで控えめにして、
自分の意見を伝えなかったという事件があったようです。
そのために誤解が生じ、三井さんにずいぶん相談したようです。

 このようなケースの場合、アドバイスは一つしかありません。

自分の意見をきちんと伝えること、それだけです。

相手のプライドを傷つけないように言葉を選びながら、
「わたしは、こう思います。」と伝えるしかありません。

そうしないと、喉のチャクラが塞がって、
生命エネルギーが削がれるので、
バランスを取ろうとして、痛みや発熱で治すのです。

 痛みや発熱は健康を取り戻すための防御反応です。
大病に進む前に、自分の考え方や振る舞い方を点検することが、
健康へのスピリチュアルな対策です。
 

魂の持つテーマである「表現」に対し、
よい言葉を選んで勇気を出して表現するか、
それを実行せずに熱や痛みで表現するか。

私たちは常に選択を迫られています。
私たち日本人は、特に前者を体得する必要があります。

日本人は以心伝心を重んじて来たので、
言葉で表現する文化を育てて来ませんでした。

以心伝心の繊細な波動の文化を失いつつある私たちは、それに代わって、
よい言葉を使って人に伝える技術を身につけなければならなくなりました。

それは魂の求める進化の道でもあります。
今、逃れても、更に魂はそれを求めて来ます。
次にはもっと厳しくなってきます。

 勇気や知恵、いのりを総動員して、「表現すること」を
身につけていかねばなりません。
すると、人生はもっと喜びと調和と健康に満ちたものとなっていきます。

 山崎さんの「節のある筒」の夢は、こんな事を教えてくれました。

             * * *

 これらの一連の夢を見たあとで、
現実の生活では、山崎さんはご先祖のお墓の問題や、実家の仏壇の問題など、
ずっと気がかりになっていた事が、一斉に片がつきました。

そうしてみた夢が次の夢です。

五月の夢
家のトイレで大量の排泄をする夢を見ました。


トイレ』も「」なら「水」なので、感情の問題に関することです。
」ならひと「かたまりの問題」の解決と覚えておいて下さい。

そして、二日後の夢。

人の顔が出て来たのですが、猿とも人ともつかない顔でした。


ルナ それがサルタヒコの命のお顔ではありませんか。
三井 私もそう思います。
山崎 !!
 
本人は言われるまでは、ピンと来なかったようです。
こうして、夢を言葉にしてみると、思いがけなく、謎が解けたりします。

 冬から春にかけての、
夢と現実と神話が交錯した不思議なシリーズが
ここで一区切りつきました。

そうして、山崎さんには、また新しい夢のシリーズが始まりました。




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by yumemiryoku | 2009-11-30 20:23 | 3話 節のある筒の夢

 さて、第一話のへびの通せんぼの夢と瞑想に出て来たサルタヒコの後、
まず、サルタヒコの神についての展開がありました。

数日後に、山崎さんがメールで問い合わせてきました。

山崎 「ウズメノ命」とはなんですか?
ルナ 天のウズメノ命といって、天照大神が天の岩戸に隠れた時に、
    その前で踊ったひとですよ。

こんなメールを交わした後、次の夢セミナーでその事について
話し合いました。

ルナ ウズメノ命がどうしたんですか?
山崎 台所で料理をしていた時に、ふと、「ウズメノ命」という言葉が
    聞こえてきました。
    それで、メールで聞いたんです。

山崎さんはこの「ウズメノ命」に対してどうしていいのか戸惑っていました。


ルナ 私も料理中とか、掃除とかしている時にひらめきがよくあります。
    それを大切にしていますよ。
    それは「ひらめき」に対して、何らかの行動をするという事です。

    今、いったい何をしたらいいのだろうと悩んでありますが、
    一歩踏み出すには、それをインター・ネットで調べたり、
    図書館で本を借りたりしてはどうでしょうか。

山崎 インター・ネットとか出来ないので・・・
ルナ 家族のひとに教えてもらったらどうですか。
    息子さんとか、教えるのは嫌がられないんでしょう。
山崎 はい。教えてやるよ、と言ってくれます。

ルナ この前、瞑想で出て来たサルタヒコの神と天のウズメノ命は
    夫婦ですよ。
    二人を一緒にお祭りしている神社が宮崎にあります。
    荒立(あらたて)神社といいます。

    ニニギノ命が地上に降り立つとき、
    サルタヒコの神が天の八街(やちまた)に立っていました。
    サルタヒコの神は道案内のために迎えに来ていたのです。

    アマテラス大御神が驚いて、急きょ天のウズメノ命を呼び出して、
    「何故、そこに立っているのか、聞いてきなさい。」
    と言われて、一人で尋ねに行きました。

    すると、この二人は互いに一目ぼれして、
    すぐに結婚することになって、二人のための新居を、
    アラアラ立てた神社ということで荒立神社というそうです。

    それが、山崎さんの瞑想などに出て来たのですから、
    なにか面白い組み合わせですよね。

山崎 そういう関係があったのですか。
    それでは、主人に習いながら調べてみます。

面白いことはまだまだ続きました。

 山崎さんがサルタヒコの神を調べようと、ご主人に尋ねたところ、
今度はご主人のほうが
「どうして、サルタヒコなの?」と驚かれたそうです。

ご主人は建設と交通に関わる仕事をしています。
その会社の守り神がサルタヒコの神なのだそうです。
ですから、すぐに調べてくれたそうです。

山崎さんは嬉しそうにパソコンのコピーを見せてくれました。

山崎 夏には、その近くにキャンプにいくので、是非ふたりで行ってきます。


日本神話の神々が出てきました。

しかも現実にご主人の会社の守り神だったという事などとも
重なったりして、思いがけない流れになってきました。

こうして、山崎さんは知らず知らず、一歩を踏み出しました。

神話は私たちの心の中に息づいています 

神話は夢の研究には欠かせない材料です。
神話に出てくる神々は、人間の元型(げんけい)として、
私たちの行動パターンや思考パターンを調べる上で
大変参考になります。


これは心理学者のユングによって、明らかにされ始めました。
ギリシャ・ローマ神話でさえ日本人の深層意識にも見ることができます。
ましてや日本神話ですから、一層、私たち日本人の心の底に息づいているのです。

 これまでは、シンボルのお話をしてきましたが、
新たに「元型」についても見て行きましょう。
今日は、日本の神々の中でも、一番有名なアマテラス大御神です。


 天の岩戸開きの物語を書きますね。

アマテラス大御神は高天原で平安な暮らしをしていました。
母のイザナミの神が亡くなり、弟のスサノオの神が泣きながら
姉のアマテラス大神の所にやってきました。
スサノオの神は高天原で乱暴の限りを尽くし、
とうとう、人が亡くなってしまいました。

アマテラス大御神はついに、自ら天の岩戸にひきこもってしまいました。
そのために世の中は真っ暗になり、悪い神々がはびこってしまいました。

そこで、八百万の神々が天の河原に集まって、アマテラス大御神に
なんとかして岩戸から出てもらう方法はないかと相談しました。

そこで天のウズメノ命が皆の前で踊ることになりました。
その、胸もあらわになった踊りに八百万の神々はおおいに笑い、
その賑やかな声はついにアマテラス大御神にも届きました。

「わたしがいないので、皆困っているはずなのにどうしたのかしら。」
とそっと岩戸を開けたところを、他の神が神鏡をかざして、だまして、
タヂカラヲの神が岩戸を開けると、
ふたたび、アマテラス大神が岩戸からでてきました。
世の中は光を取り戻しました。


そんなあらすじでした。


アマテラスの岩戸籠りの象徴するもの

最近引きこもりが社会問題になっていますが、
心理学から見ると、その元型が、アマテラス大御神にみられるという説があります。

何か事件が起こって、それに対処できずに、引きこもってしまうのは
日本人独特の反応パターンで、その元型をここに見ているのです。

山崎さんが人生を一歩も踏み出せなくなった事は
アマテラスの岩戸籠りの元型に見られます。

家に引きこもってしまった山崎さんを、
岩戸に引きこもったアマテラス大御神と置き換えてみましょう。
また、ウズメノ命も山崎さんです。

(初めての方は、変だと思うかもしれませんが、
夢の中の登場人物は全部自分の一側面と考えます。)
また、ご主人をサルタヒコと置き換えましょう。


アマテラス(山崎さん)はショックのあまり、岩戸に引きこもってしまいました。
ウズメノ命(山崎さん)はダンスの魅力で、引っ張り出すことに成功しました。
そして夫のサルタヒコ(ご主人)の協力によって、今、解放されようとしています。


 そんな、解釈が生まれてきました。
引きこもった彼女を外に引き出してくれる、
彼女自身の中にあるダンスの魅力とはなんでしょうか。

今、唯一彼女が踏み出しているもの。
それは夢セミナーです。

ですから、ウズメノ命の「ダンスの魅力」とは「夢見の力」と置き換えられます。

三年たった今から、振り返ると、このサルタヒコの登場はまさに、
山崎さんの抱える課題を克服してくれる存在の登場を暗示していました。

結果から先に言うと、
苦しみ続ける山崎さんを、出張中でも、ご主人が気付かない筈はなく、
ある日、さりげなく、
「何かつらい事があったら、二人で分かち合おう。
それが夫婦じゃないかな。」
と、尋ねてくれたそうです。

それで、初めて、山崎さんは、自分の中の思いを伝える事が出来ました。
ここに至るまでの話が、この第四章のお話になります。
サルタヒコが、まさしく新たな人生の道先案内人になってくれました。


 神話に触れると、私たちは癒され、再び歩き出すことが出来ます。

山崎さんはこの時は、まだ人生を踏み出せませんが、
夢や瞑想からヒントを得て自由連想をし、メッセージを探り、
ゆかりの神社を訪ねたりして、
これまでの行動パターンを変えて行けばいいのです。

そうやって、ご主人と新しい旅の目的地を見つけて行くうちに、
変化が訪れていることに気づきます。


ルナにもシンクロが起きましたよ。

ルナ自身、ちょうど『姫宮さまたちの物語』で
アメノウズメとサルタヒコを現代語訳したばかりの時に、
このページを推敲しています。
そのシンクロティーにしに驚きました。

二人の神様のお話は、サイドバーでリンクしています。
『姫宮さまたちの物語』⇒「 アメノウズメ 」を見て下さいね。



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by yumemiryoku | 2009-11-27 15:23 | 2話 猿田彦とウズメの命

第4章 もう一つの夢セミナーの記録

第1話 分かれ道の夢 蛇の通せんぼの夢 

この章では、「スピリチュアル夢セミナー」の別のコースを紹介します。
不思議なタイミングで出会った、山崎さんと三井さんと私の三人で行いました。

山崎さんは、家の中で静かに過ごすタイプの女性です。
「夢見の始まり」はこうでした。
 
一月の夢
ふたつの道がありました。
ひとつは雲の上まで続くような道です。
もうひとつは、下を通る細いほそい道です。
「どちらがいいですか?」と尋ねられて、
「わたしは、下の道でいいです。ゆっくり、ゆっくり行きますから。」
と答えました。
その道からさらに下を覗くと、恐ろしい感じでしたが、
これでいいと思っています。


とてもわかり易い夢ですね。
いかにも夢見の始まりらしい夢です。

どうやら山崎さんには二つの道が示されましたが、
本人は下の細い道を選びました。
覗きこむのも恐ろしい世界が下にあります。

この時はピンと来なかったのですが、
前章で述べたような、「告知の夢」に近いものです。
本人が自ら選んだようになっていますが、
これからの苦難を暗示します。
苦難と言っても、前章の沖さんのような経済的な苦難とは
全く違う種類のものでした。

何らかの魂の課題を解決するために、
夢の中で、そんな厳しい道を選ぶのでしょう。


下の道とはどのような道でしょうか。
それは、夢セミナーと並行して明らかになって行きました。


ヘビが通せんぼする道

二月の夢 
道を歩いていくと、前に三匹の蛇がいて、思わず、
ぞっとして立ち止まりました。
戻ろうとすると、後ろにも蛇が三匹いて、どちらにも進めなくなりました。



 山崎さんはヘビはこわくて、身動きができなくなるそうです。
夢の話なのに、ひどく恐れています。
そして、前にも後ろにも進めず、立ち往生しています。

 それは現実でも同様でした。
現実の生活の中では、何が起こっているのでしょうか。

 山崎さんは少し前に仲の良かった友達が乳がんになって、
亡くなったばかりでした。
気功を習っていたのですが、その尊敬する先生も引越して行かれ、
これまでの愛する人々との交流が失われてしまい、
人生を一歩も踏み出せなくなっていました。

「なにか始めないといけないのに、何をしたらいいかわからない。」
という言葉がくりかえし出てきます。

 夢はそんな状態を見せてくれていたので、
その日の瞑想のテーマに選びました。

ルナ 今日の瞑想の中で、その道を進むとなにがあるのか、
    進んで見てください。
    ヘビを棒でつついてよけさせてもいいし、
    自分が道からはずれて迂回しても結構です。
    どうせ瞑想のなかです。
    噛まれたりしても現実ではないのです。
    なんとか、進んでみましょう。

そうして、瞑想をしました。

ルナ どうでしたか。
山崎 ヘビは怖くはありませんでした。
    ヘビをよけて、そうっと進みました。
    何の問題もありませんでした。
    ずうっと、道を進むと、社(やしろ)がありました。
    サルタヒコ神社でした。

 思いがけない展開でしたが、その日はそこで時間が来ました。
神社に辿り着くとは予想外でした。

 私は帰りながら、たくさんの解くべきテーマが示されているのを、
整理していました。
夢見の始めは、これからの人生のテーマを示してくる事があるので、
解釈は幾層にも絡まっていたりします。

まず、『  』はこれからの人生の進むべき方向を示しています。
分かれ道でなく、まっすぐの道でした。
しかし、山崎さんは立ち往生しています。
その原因は『ヘビ』です。
ヘビとは生命エネルギーのことでした。
クンダリーニとも言いました。

数字の『  』は、「心と身体と魂はひとつだ」という意味をもっています。

ヘビは合計六匹います。
『 6 』は導師やガイドの人を示します。
『 6 』にはさらに、クンダリーニがこれから昇って行くチャクラの数が
六つあるという事も思い起こさせられます。
また自分を中心に「6」が対称的に囲んでいるのは
マンダラの夢です。
精神的なバランスを取ってくれているのです。
(この辺りのキーワードを忘れた人は第一章を読み直してくださいね。)

 これらを見回すと、山崎さんの人生の立ち往生とは、
親しい人々との別れだけでなく、
潜在意識の深いところにある、
根源的なエネルギーからの呼びかけに戸惑った様子もうかがえます。


 これに加えて、瞑想で日本神話がでてきました。

彼女の夢はインド哲学、密教、日本神話と、シンボルが多岐にわたっています。
山崎さんの人生の行き詰まりの、原因が多層に存在していること
これから想像ができます。

さあ、一つ一つ見て行きましょう。



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by yumemiryoku | 2009-11-22 22:37 | 1話 分かれ道・蛇の通せんぼ

泣くな。心配せんでいい

苦難の人生の後に 

幸せの秘訣、教えてください。

 前日のお話の続きです。    

ルナ しあわせの秘訣は何だと思われますか?
沖   感謝ですねえ。
    ありがとうございますをいつも唱えています。
    仕事先は閉鎖病棟なので、出来るだけ明るくしています。  
    いつも、もっと優しくすればよかったと反省しながら、
    感謝しながらやってます。

    人生に逆らうと襲ってきます。

    川の流れのように任せるのがしあわせの秘訣だと思います。
    苦労して、神仏やご先祖さまに助けられて来ました。
    すがれば、何とかしてくれました。

    主人は病弱で入退院の繰り返しでした。

    私が五十六歳の時に亡くなりましたが、葬式代もなく、
    棺の前で一人泣きました。

    すると、主人の声がしたんです。
    「泣くな。心配せんでいい。」と。
    翌日は二百人近くの人たちがお別れに来てくれて、
    なんとかなったんです。


ご主人が亡くなって二週間ほどしてから、お嬢さんが夢を見たそうです。

雲の間から光がさしこんでいる。
その真ん中で亡き父がキラキラ光るグラスを持っている。
その中身はきっとお酒だと思った。
父の横には水があふれるように入った樽があり、
チョロチョロチョロと流れ出てる様な音も聞こえていた。
椅子に座った後姿の父はとても幸せそうだった。


沖  今は娘夫婦の家に世話になり、なんの心配事もありません。
   ですからお金は入って来るとパーッと使ってしまいます。

どうやら、店の経営時も現在も、
沖さんのお金は右から左へ流れて行くばかりです。
でも、しあわせのコツをつかむと、
同じ状態なのに気持ちが全く違っています。

人生とはこのようにわざわざ苦労して、真のしあわせとは何かを
体得する仕組みになっているんだなと思いました。


そうして、「歩く癒し系」と呼ばれるように磨かれて行くんだなと
思いながら帰りました。
ほんと、沖さんは会っているだけで、癒されちゃいます。


沖さんの話を伺っていると、人生に苦労している時は
神仏やご先祖がつねに見守っていてくれていて、
時には夢を通して励ましてくれたり、
奇跡にも思える現象を起こしたりしてくれているんだなと思いました。
人生のサポーターたちは私たち一人ひとりについているのがよくわかります。


苦労が人を磨くのは間違いないようです。
もし人が絶望に陥るとき、沖さんのような話を聞けば、
もう一歩、人生を歩むことができます。
私たちはひとりぼっちで生きているのではないのです。
夢はそのことを教えてくれました。

沖さんの夢、第一章の第26話「チョコとお布施の夢」で考えた
「カルマの返済」に当たるものは「助けられたことを人々に伝える」
と言う事かもしれません。

沖さんの体験はきっと、精神的に支えるものを失って漂流する現代人に
希望をつないでくれるものになるでしょう。


人生にはあらかじめ苦労が仕組まれている?

沖さんにとっては「大菩薩音峠の夢」が人生のこれからの苦労を
告げるものとして、一番心に残るものになっていました。
この夢の真意は苦労したあとでないと、わからなかったそうです。

 夢の中にはこのようにこれからの体験を告げるものが
あることを知りました。「告知夢」とでも名づけましょうか。

 これをよくよく考えると、沖さんの苦労は、
夢の方ではあらかじめわかっていたことになります。

つまり、沖さんの三年半のお金の苦労はもともと
人生に仕組まれていたのではないかと思われるのです

一年半たって売上が少なくなったときに店を閉める選択肢も
あったはずです。
その時点で抜け出せずに、苦労を限界までしてしまうように
仕向けられたのかも知れません。

いったい夢の目的はなんでしょうか。

 「大菩薩音峠」とは沖さんによると「死の入り口」を指すそうです。
菩薩の慈悲に助けられて歩む険しい峠だそうです。

 「南無○○」の「南無」とは「○○(仏や菩薩)に帰依します」という意味です。
浄化するトイレにあったのですから、
まさに神仏の助けにすがって浄化する道だったのでしよう。

 店を構えて経営して行く事は現代版の修行です。
経営者の苦労はなってみないとわからない厳しさがあります。

 この五年間は見えない世界からの加護を心の底から受け入れていくための
トレーニングだったのです。
避けたくなるような苦労も、助けられて乗り切るように仕組まれて
いたのでしょうか。

 今現在、苦労の荒海のただなかにいる人がたくさんいる事でしょう。
「なぜ、私だけが」と思いたくなるのですが、
一人ひとり苦労の種類が違うだけです。

人生とは元もと、見えないサポーターつきの苦労ゲームなのかも知れません。

 夢の中で真実を知り、解決のヒントを探り、癒されましょう。
そうして、再び荒海の中を漕いで行き続けましょう。



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by yumemiryoku | 2009-11-18 19:00 | 泣くな。心配せんでいい

夢から告知された苦難

第三章 夢から告知された苦難の人生

 沖さんは人生の節目ごとに印象深い夢を見ていたので、
夢の勉強をしたいと常々思っていたところで、
私のセミナーに出会ったことを第一章で述べました。

 私はこの六十代になったばかりの平均的な日本女性に、
夢がどう見せてくれたのか知りたくて、
年が明けて、1月19日にご自宅を訪ねました。

 沖さんは私の手作りの『夢見力』を読んでから、
あらためて自分がどれだけ神様やご先祖様に助けられたかを思い起こし、
人にその体験を伝えたいと思い始めたところだったそうです。

一人でもそれを聞いて心強く思ってもらえたら、と思い始めたとたん、
私から「聞かせてください。」と電話があったそうです。
これまたうれしいタイミングです。

 お話は驚きの連続でした。
その二日後にご自身でまとめた手紙が届きました。
ここでは、そのお手紙を引用しながら、たどってみたいと思います。


             *

先日はお構いもしませんで失礼しました。
不思議な夢は店を開店した頃から見る様になったのですが、
本山さんと大分県のお寺にお参りに行った時、
自分の合わせた手が山のように大きくなり、
でも胸の中にちゃんと収まっていた体験をしました。
その時から不思議は始まっていたのかも知れません。

昭和五十八年でした。ある知人から店をしないかと誘われました。
私は断ったのですが、主人が乗り気だったので自分が店を経営し、
主人はそのままスーパーに勤める事にしました。
店を開店するにあたって貯えも無く、
銀行より二百五十万円借りてスタートしました。

始めは良かったのですが、一年半ごろには
銀行や問屋さんへの支払いも滞るようになり、
毎月毎月支払い日に資金繰りに駆けずり回っているありさまでした。

店にも段々商品の入荷も少なくなり、
お客さんも途絶えて来るようになり、
この頃から良く不思議な夢を見る事が多くなりました。

うろこ雲が手に届くようなところにありました。
そこに、「大菩薩音峠」という巨大な文字が流れて来ました。
その後、石ころだけが続く海岸に行くと、
長谷川一夫が海に向かって立っていました。
鎧を身に着けています。
私は「危ないので、行かないほうがいいですよ。」と言ったのですが、
長谷川一夫の決意は変わりませんでした。
その前には波の立つ荒れた海が広がっていました。


今思えばこれからの苦労を告げる夢だったのですが、
その時には全くわかりませんでした。
すべてが終わってその意味するところがわかったのです。
その二、三ヶ月後に見た夢はこうです。

トイレに入ると壁の下半分にびっしりと文字が書かれていました。
   南無○○○○
   南無○○○○
   南無○○○○
と。南無の下の字はわかりません。


毎日売り上げも無く、日銭暮らしをしておりました。
でも不思議な事に、食べ物には不自由せず
美味しい物を食べさせて貰ってました。
それと言うのも友達や知り合いの人から頂いてました。
まさに生かされていました。
この様な生活の中でも夢は続きました。

ある時は、山の頂上目掛けて大蛇が上って行く夢をみました。
ある時は大木に黒い蛇が二匹上部に巻き付いている夢を。
または沢山の岩の間に数匹の蛇の中を平気で通り去る夢もみました。


この時期は夢に蛇がよく現れていました。

私は明日の支払いを如何する事も出来ずに居た時
お風呂の中で神仏の名を出し助けを求めました。
この時、先生もご存知のように信じられない事がおきたのです。
第1章の第26話にあるように、
「お金を預かって」と知り合いに言われて助けられました。

本山さんより頂いたお数珠とお経本で救われた時もありました。
督促状の郵便が沢山来ていた時は、
朝から晩まで電話が絶え間なく鳴り、
頭はピークになっていましたが、
嫌なことが耳に入ろうとすると、お経が浮かびました。
この頃は龍の夢を見たりして、瞑想状態にも入っていました。

お風呂に入っていると、龍の上半身が目の前に出て来ました。
それを見て特に恐怖などは感じませんでした。


沖  たしか、その後、支払いがなんとかなったと思います。
ルナ  瞑想状態とはどういうことですか。
沖   お店に日が差すとポカポカとなって、
    それでも眠るわけにもいかず、なんとか起きているとき、
    半分眠って半分起きている状態です。
    そんな時、例えば、家の犬はどうしているのかなあと思うと、
    目の前にパアーっと青々とした田んぼが広がり、
    その中を走り回っている犬の姿が見えました。



不思議な体験ばかりしている内にもう三年が経っていました。
毎日朝が来るのが怖くて朝が来なければ良いと思っていたくらいです。
そんな頃の夢だったと思います。

山の頂きで淡いピンク色した羽毛がまるで雪のように舞い、
そこには「武士道」と書かれた夢をみました。


この時期に娘も夢を見ました。

出入りの問屋さんが「見切り券」と書いた紙を持って来ました。
そのあと店の灯りははろうそくになり、
おもちゃは全てなくなっていました。


この夢の一年後に閉店しましたが、
その後も主人の病気との闘いでした。

不思議な夢は続いていたので、
自分で夢が解けたらなあと何時も思ってたのです。

主人が平成十四年に亡くなった後、不思議な夢も余り見なくなりました。
日にちを経て夢セミナーとの縁に巡り合い
今では夢と楽しくかかわっております。
ありがとう御座います。

追伸
三年程経ったときに見た夢 
丘に色々な花が咲き乱れてうっすらと雪をかぶってました。
他の家の畑一面に菊が植えてあったけど三部咲きだった。
曼荼羅の夢。
龍の夢。
自分が大空を飛んでる夢を三回ほど見ました。
 



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by yumemiryoku | 2009-11-17 16:22 | 夢から告知された苦難

不安に直面して見ましょう

さて、不安な夢を見ないようにするために、直面するという方法があります。
逃げないで、夢が何を伝えているのかを、考えるという事です。

2話で木下さんの「殺されそうになる夢」を紹介しましたが、
これは、過去世で20代で死ぬ時に、もっと生きたいという思いを持って
亡くなって行った事に気付いたために、その夢を見なくなりました。

生まれ変わった今、その無念の思いを、人生を楽しむエネルギーに変えて、
二人分生きています。

夢は気づいてほしい事があるのです。
それが不安な夢にしているのです。


では、3話の「仕事によるストレスの夢」に直面するとしたら
どうしたらいいでしょうか。

岸田さんに、私が「何に追いかけられているのですか。」と尋ねてみると
「ううん・・。」とこの時、初めて考えたようすです。
「多分、しごとかな。」という事でした。

この場合もう少しつっこんで、自分が直面したくない事のリストを
考えなければなりません。
まず、仕事。
それ以外の生活で放置している事。
結論を出したくない事。
それらを拾い出す必要があります。

苦しいけどやってみる価値はありますよ。
そうすると、夢はストーリーを変えて教えてくれるようになります。

ストレスの夢を見ないためには、自分自身が変わりましょう。

私たちはいろんな立場を生きています。

親に対しては、子供だし、
子供に対しては親です。
夫に対しては妻だし、
妻に対しては夫。
兄に対しては弟、妹。
学校では生徒。クラスメート。
電車の中では乗客。
会社では、上司であったり、部下であったり。

一人で何役もこなしています。
その時々に、嫌な体験をさせられます。

そして、それに対してどう思うかが、成長のテーマなのです。
人生はそういう仕組みになっているので、仕方がありません。
あらゆるシーンでストレスを受けるようになっています。

でも、それはあなたが本来の光り輝く魂であることを思い出すための、
ゲームです。
始めっから、完成した人間しか登場しないゲームなんて、
誰も参加しません。
あなたは、この奪われた光を取り戻すゲームに参加しているのです。
地球とはそんな所なのです。

光を取り戻すために、振り返ってみましょう。

自分の思いを大切にしたか。
ひらめいた事について、なんらかの行動をしたか。
人に対して思いやりのある態度がとれたか。
どのくらいネガティブな思いを放ったか。
ちゃんとノーが言えたか。
自分の気持ちを、伝えたか。


 子供を所有物として扱わなかったか。
 自分で夢を追いかける代わりに、子供を応援する事でごまかさなかったか。
 子供の話をきちんと聞いてあげたか。

 がんばってる自分に、たまにはごほうびをあげたか。
 パートナーの悩みに耳を傾けたか。

などなど、心にひっかかるテーマを振り返りましょう。
この積み重ねが、私たちを変えていってくれるのです。


振り返る内容は刻々変化して行きます。

私も面倒くさいときには、
ただありがとうございますだけで終わらせます。ハイ。


直面するのはとても勇気がいります。
しかも面倒です。でも、どうせ夢なのです。
目を閉じて、夢を再現し、イメージで追いかけられるものに直面し、
「あなたはなーに?」
「あなたはだあれ?」
「私に何を教えたいの?」と戯れてみましょう。
ものはためしです。


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by yumemiryoku | 2009-11-16 23:22 | ストレスの夢を見ないために

3話 追われる夢

ストレスの夢は、不安を消すためのものです

戸田さん 女性
仕事で追い詰められる夢をよく見るんですよ。多分ストレスですよね。


岸田さん 女性
よく、追われる夢を見ます。ストレスがあるんですよね。



二人ともばりばりのキャリアウーマンです。
そして、仕事も家庭も両立させています。
仕事の責任も重くなったので、二人ともこんな夢を見たのでしょう。

しかし、「現代人なら誰でも抱えているストレスですよね。」
で済ませては、夢からのメッセージは届きません。

起きている間も大変なのに、寝てからもこうだと、身も心も持ちませんよね。

夢の中で一番多いのが、こんな日常の不安を再現する夢かも知れません。

これを「掃除の夢」とか「整理整頓の夢」と呼んでいます。

夢には防御システムがあるよ。

一日の生活の中で私達はずっと思考し、判断し、
感情を動かされて過ごします。
おまけに、テレビをつけては、ドラマで作り出された他人の不幸や
〇〇殺人事件まで、体験しています。

潜在意識の方では、これらの体験をまるまる全部しまい込んでは
たまりません。
こんないろんな記憶がダイレクトに潜在意識に入って行くのを整理して、
できるだけすっきりとしてくれるのが夢の一番目の仕事だと思われます。
一種の防御システムです。


思いは実現します。

人の思いには実現する力があるのは最近よく言われています。
成功法則や願望成就のビジネス版が本屋の一番いい棚に
たくさん置かれています。
これは事実だと思います。

思いは実現するので、マイナスの思いだって実現しますよ。


が、ひとつ注意がいるのが、良い思いも実現するチカラを持っているのですが、
マイナスの思いも同じようなチカラを持っているという事です。

 テレビで〇〇殺人事件をぼうっと見ているだけでも、
潜在意識の方では区別がつかずに、せっせと記憶しています。
(コワイデスネエ…)

自分の見聞きするものに無頓着でいると、テレビから受けた感情も、
潜在意識にとっては、他人のものか自分のものか分からないので、
それを実現化しようとするのです。


それが分かっているので、ハイアー・セルフはマイナスの思いは
夢の中の方で実現させて、現実生活に悪影響を与えないように
しているのではないか、と思うようになりました。


戸田さんや岸田さんの追いかけられる夢も、その日の不安を
夢の中の方で実現化して、消去していると考えられます。

前々回で、「ナイフで人を殺す夢」を紹介しましたが、これもその例です。

夢の中で殺したいという思いを実現させてしまって、
現実で実現しないようにしてくれているのです。
思いのエネルギーを消去させていると思われます。

悲しい気持ちの時でも、一晩ぐっすりと寝たら、
翌朝また頑張れそうな気持ちになるのも、同じメカニズムです。


夢に助けられているわけです。

私たちが状況を変えない限り、翌日には、
またマイナスの思いを発生させます。
すると、夜になって、寝ている間に、夢の方でせっせと消去するわけです。

これが不安な夢を見るメカニズムではないでしょうか。

私はこれを「夢の消去システム」と呼んでいます。

それでは、こんな嫌な夢を見ないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。
次回はそれについてお話しますね。


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by yumemiryoku | 2009-11-15 23:02 | 3話 追われる夢

 悪夢からのメッセージを受け取って人生にいかす

木下さんは四十代の女性です。
二十歳ごろに、何度も殺されそうになる夢をみたそうです。

アメリカの戦闘機、B29に追われて、逃げ惑う夢を見ました。
隠れても、機銃掃射が迫って来て、ああもうだめだと
思ったとたん、目が覚めました。


また、こんな夢も見ました。
  
母の里に泊まっていました。
雨戸は閉めず、障子だけ閉めて寝ていると、
米軍兵が銃を構えて撃とうとする影が見えて、
「ここで殺されるんだ。死にたくない・・・」。と
死の直前で目覚めるのです。
 

木下 こんな夢を何度も何度も見ては、生汗をびっしょりかいて、
    へとへとで目覚めるのですが、時計を見るとすべて午前四時でした。
    半年間見つづけたのですが、ある日、
    「私は過去世でこんな死に方をしたんだ。しかも、この時間に。」
    と気づくと、ふっとそんな夢は見なくなりました。

 これは悪夢からのメッセージを本人が理解したので、
そんな夢を見なくなったと思われます。


木下さんは自分は前世で二十歳のころに死んだんだろうと言っていました。
その事に気づいたので悪夢を見なくなったわけです。

 夢が様ざまな死に方を見せて来たので、
大変な思いをさせられてしまいました。
そうしてまでも伝えたかったこととはこうです。

木下 これらの夢は、死がじわじわと迫ってくる恐怖感が共通点でした。
    きっと私はかつてこんな死に方をしたのだろうと思いました。
    これに気づいてからは、
    「とにかく死にたくない。死がこわいのではないが、生きたい。
    生きる事に努力しよう。」と強く思うようになり、
    それが私の生命エネルギーとなって、いまの私を支えています。

    そして、なんでもやりたい事は、全部やってみようと思うように
    なったんです。
    若くして死んで、何もできなかった悔しさを思うと、
    その人の倍、生きようと思うのです。

 木下さんはとても元気なひとで、周りの人までも
明るい思いにさせてくれます。
相手を思いやる心がにじみ出ていて、何か困った事があっても、
この人に相談すれば何とかなる、という頼りがいがある人です。

いつも人の世話をしていて、日本に来て言葉に困っている
外国人たちなどを助けるボランティアなどもしています。

 木下さんの場合はやりたい事が、
人の役に立つことに自然とつながっています。

マザー・テレサの言う、
「隣の人に手を差し出すだけでいいのですよ。」という言葉を
地でいっている人なんだなあといつも思っていました。

その秘密が殺される夢でした。

 死の夢は私たちを不安にさせますが、
このように大切なメッセージが込められています。
恐れずに直面して、人生を明るい方に変えていきましょう。

 心療内科医の話です。

治療している最中に、本人が死ぬ夢を見たら、
大きく回復に向かうしるしなんですよ。


『  』は「古いものの死」を表します。
その人生にもう要らないものが、切り離された、よい兆候なのです。 



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by yumemiryoku | 2009-11-14 20:53 | 2話 殺されそうになる夢

1話 人を殺す夢

第二章  不安な夢たち

 第一章の一部をまとめて、 『―しあわせとひらめきを呼ぶー夢見力』
というタイトルで小冊子を作りました。
そうして、「読んでみてね。」と周りの人たちに手渡しました。

 すると、何人もの人がはっとした表情になり、
「こんな夢を見るんですけど、」と話してくれました。

 その多くが、まずは不安な夢です。

その場でこれこれですと解釈することはできませんが、
シンボルの基本的な意味を伝え、
いつ頃の夢かを尋ねるようにしています。

夢は基本的には、今、どういう状況にあるのかを教えてくれているからです。
昔見た夢なら、その当時抱えていた問題についてのメッセージの夢です。
すでに済んでいる事なのです。

 聞いてみると、やはりずっと前の夢でした。
いったい何を伝えているのかがわからないので、不安を抱えたまま、
十年も二十年も過ごしていたわけです。

もし解釈のヒントがあれば、「何だ、そういう事だったの。」で
済まされる事がほとんどです。

 夢はどんなに恐ろしい夢でも本当はあなたを傷つけたくはないのです。
ただ、ずっと前から伝えていたのに、気づいてくれないので、
だんだん怖い夢になってでも教えようとしていたのです。

 最初に紹介する夢はそんな一例です。

1話 人を殺す夢

夢の中で人を殺しても、心配しないで

山内さんは五十代の男性です。

人を殺す夢を何度も見たのですが。
ナイフで相手を刺すんです。
目が覚めて、ああ、夢でよかったと何度も思いましたよ。


るな それは大変ですね。・・・いつ頃の夢なんですか。
山内 十年ぐらい前です。その頃は、とても大変な頃で、
    それで、そんな夢を見たのでしょうかね。

るな 今は見ないんでしょう?
山内 そうです。

るな 夢の中場合、相手の人とは具体的にその人を指すのではなく、
    自分のことを指している事が多いですよ。
    『殺す』というのは相手ではなくて、逆に自分のエネルギーが
    奪われていることを示しますが。
山内 そうですか。よかった。
    それともう一つ、明け方の夢が正夢というのは本当ですか。

るな 私はそうは思っていません。
    だれでも一晩に4~5回は夢を見ているそうですが、
    次々に忘れてしまっています。
    明け方の夢だけ、やっと覚えているのです。
    ですから、それが正夢だとは限らないと思います。
山内 ああ、それならよかった・・・。

 殺す夢は、これは耐えられません。
何故こんな夢を見させられるのか、
ここで少し、スピリチュアルな解釈をしてみましょう。

 解釈の基本は、夢の中に登場する人は全部自分だという事でした。
「殺そうとしている自分」はもちろん自分だし、
「殺される相手」も自分だという事です。


ナイフ』は不必要なものを切り取る道具です。
殺す』には自分のある側面を処分するという意味があります。
「処分される側面」とは、考え方、ふるまい、言葉遣いなどのことです。

これを解釈すると、嫌な相手をナイフで刺しているつもりですが、
実は自分の要らない所をナイフで削り取っているという解釈になります。

なんだかあべこべになっちゃいました。


ですから、山内さんの夢は、自分のこれまでの言動が、
なにかトラブルの原因になっているので、振り返って見なさい、
と伝えているのです。


このように恐ろしい夢にまでなると、もう、振り返って見ましょうね、
と言う優しいレベルではないのです。
夢はなんとかして山内さんに教えたいのです。
現在の苦境の原因を。

夢の中で苦しみを昇華させている

夢に「補償作用」というのがあります。

現実の世界で、ナイフで刺されるような苦い体験をして、
なおかつ我慢をした場合、夢の中でナイフで相手を刺して
バランスを取るわけです。

こうして、現実の世界で事件を起こさないように、
まるく収めてくれる働きが夢にはあります。
ですから、明け方にこんな夢を見たら正夢になるかも知れないと
心配する必要もありません。

しかし、いつまでもこんな悪夢をみるわけにはいきません。
どうしたら、こんな夢を見なくなるのでしょうか。
どこをどう変えたらいいのか、もう少し具体的に分からないでしょうか。

もし、「血を流している」ようなら「どこを傷つけたか」を見ると
ヒントになります。
傷ついているところに問題の原因があるのです。
首でしょうか、胸でしょうか。

なら言葉の分野。
なら愛に関する事。
それぞれをシンボルとして客観的に調べていくと、
手がかりがつかめて来ます。

もう一つの手掛かりは相手の人にあります。
「相手のひと」はあなたにとって、どんな人でしょうか。
いくつかイメージが湧くことでしょう。

大体は嫌な人です。
その人のことを思い出すだけで、また不愉快になるかも知れません。
けれども、その人と同じ問題点があなたの中にもありますよ、
と夢は教えてくれているのです。

スピリチュアルな世界で変わりなさいと言われたら

「こちらに問題はない。」と思うのがスピリチュアルな学びの第一段階です。
スタートラインです。

「いや、もしかしたら自分より弱い立場の人に
同じ事をしているのではないか。」と内省するのが、第二段階です。

「ああ、そんな問題点が自分にもあったなあ。」と気づけば、第三段階。
スピリチュアルなものの見方の始まりです。

気づくだけでも素晴らしいのですが、次にしたいのは問題点を直す事。
これが第四段階です。

すると、「お試し」が来ます。
もう一度同じような事態が起こります。
さて、新しい態度で乗り越えられるでしょうか。

自分では問題点を直したつもりですが、また昔と変わらない反応をして、
大体は「ああ、また同じ反応をしたなあ・・・」
と反省することになります。これが、第五段階です。

でも、この時、自分の態度を振り返る事が出来た点が、
第一段階目と大いに違います。

この時、私たちは一つ変わります。

ここまできてやっと、あの『ナイフ』が自分の不必要なところを
切り取ってくれた事になるのです。
ようやく夢のメッセージを受け取ったことになります。

ふーっ、やれやれです。

ところで、問題点とは悪い態度だけではありません。
不必要に卑下する態度や遠慮や、謙虚すぎる態度も、
チェックしてみましょう。
文句を言われやすい人は、その可能性がありますよ。
いじめられやすい人もです。
 
 スピリチュアルな世界はこの反省の繰り返しです。
いくつもいくつも、この反省とテストをやり続けるのです。
あなたを写しだす鏡は次から次へと現れて来ます。
たぶん、終わりはないのです。

でも、鏡はあなたの美点や可能性をも写し出してくれます。
夢の中にもし、憧れのひとが出てきたら、
「その素敵なところもあなたにありますよ。」ということになります。
その可能性を受け入れたら、せっせと自分を磨きましょう。


 夢は気づいてほしい事をシンボルにして伝えてくれています。
ずうっと前からです。
あなたを傷つけないようにと深く配慮してくれています。
しかし、それに気づかないと、怖い夢にしてでも伝えようとして来ます。

 ですから、夢に正面から取り組もうとすれば、悪夢はなくなります。
「取り組む」とは夢からのメッセージを受け取り、
自分の行いや言葉遣いなどを変えていくという事です。

 夢にナイフまで出てくるときは、よくよく自分を見つめ直してください。
ほおっておくと病気にまですすむことがあります。     



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by yumemiryoku | 2009-11-12 20:30 | 1話 人を殺す夢

スピリチュアル夢セミナーの最後のお話です。
基本のおさらいをしましょう。

解釈の基本は、夢の中の登場人物は
すべて自分の一部だと考えて見ることでした。


最後の柴田さんの夢の中から、徹底的にみてみましょう。

柴田 普段あまり夢を見ないのですが、最近やけにはっきりした夢を
    見たのでセミナーに来ました。


心臓発作で倒れた女友達を助けました。

その後、夫とショッピング・モールに出かけました。
店のエスカレーターの所で、かつてのテニスのパートナーで、
今もテニスを続けている女友達にばったり会いました。

「久しぶり」と挨拶して、二階に行くと、
かわいらしいおもちゃコーナーがあって、いろいろ見ていると、
若い親達が子供と写真を撮りたいと言うので、世話をしてあげました。
「これって商売になるかも」と思ったりしました。

ふと見ると陳列棚に、ひっくり返った小さなダルマがあったので、
戻して、まっすぐにしました。
ダルマは赤いのでなく、和尚の姿をしている分です。

後ろをみると、頭のはげたおじさんがいて、万引きをしていたので、
夫と捕まえて、説教して、改心させました。

その人がこれまで全国をまわって来たと言うのを聞いて、
老後は夫と二人でこうやって悪い人を改心させてまわるのもいいかな
と思いました。


柴田さんは五十代の女性で、ご主人もそろそろ定年に近くなり、
二人で退職後の話をよくしているそうです。
そんな気分が表れている夢です。

いったい夢は何を伝えているのでしょうか。

るな この中で一番メッセージ性があるのはどれでしょうか。
林    『ダルマ』と『はげたおじさん』です。
     だって頭の形がおなじですもん。

みなさん、納得です。

その通りです。さすが、夢との付き合いの長い林さんです。

でも、なんで、ダルマとハゲたおじさんが?

 まず「ひっくり返った小さなダルマ」について解釈してみましょう。

赤いダルマは選挙のときに、当選した人が片目を入れるので、
みんな良く知っています。
これは達磨和尚がモデルです。
この達磨和尚は何年も壁に向かって瞑想をし続けたことで有名です。

この夢ではダルマが「和尚の姿」をしています。
ですから、柴田さんにとっての『ダルマ』とは「選挙」ではなく、
「瞑想や悟り」のシンボルです。

ダルマは本人の一面です。
それがひっくり返っていたのですから、
「瞑想してないよ」という事になります。


では、万引きするハゲたおじさんは何?

これも本人の姿です。
『 はげ 』はクラウン・チャクラのシンボルです。
クラウン・チャクラは、始めの頃にお話したように、
目覚めたクンダリーニが目指す所です。
ですから、これも悟りの象徴です。


この事から、『はげ』とは
スピリチュアルな自分の一側面という事になります。

柴田さんの心の奥には、瞑想して悟りたいという望みがあるのが
夢にあらわれています。



それが万引きをしています!

『 盗み 』はエネルギーを奪われていることを示します。
自分で決めたことなのに、やりたくなくなって、ぐずぐずする事によって
エネルギーが下がる様子です。
ここでは盗んでいる方ですから、人からエネルギーを奪っている事になります。

これらから、「万引きをするハゲたおじさん」とは、
スピリチュアルな成長を目指したいのに、
何もせずに、人からエネルギーを貰っている姿の象徴になります。

やはり、ダルマとハゲたおじさんは同じものでした。

いやあ。解釈して見ると、内容が厳しいですねえ。
まるで、ルナの事まで言われているようです…。ハイ。


エネルギーは本来宇宙から各自で受け取るものなのですが、
私たちはそれを知らないので、つい身近な人間から奪おうとします。


厳しいようですが、身近な人への態度を振り返る必要があります。

どうやら、柴田さんは「主婦業と瞑想の両立」というテーマを
持っているようですね。
過去世でよく瞑想した魂を持つ人は、現世でも瞑想に憧れるし、
日常生活が忙しいので、なかなか、それが出来ないという
ジレンマを持ちます。

柴田さんの場合は、この夢からすると、
瞑想から得るものは大きいのでしょう。
かつては瞑想の中で光を見ては、見とれていましたよ。


柴田さんは娘を嫁がせたばかりで、母親として尽くした人生が
ちょうど一段落した所です。
夢は、かつてのように瞑想したりして、
もう一度スピリチュアルな成長を求めるよう、促しています。


最初に出て来た「二人の女ともだち」も柴田さんですよ。

さて、最初の方に出て来た二人の女友達についても調べておきましょう。

まず、「心臓発作で倒れた女友達」です。
『 心臓 』は愛やフィーリングを感じる所です。

これが発作を起こしたと言う事は何か心痛むことや、
感情的な問題が起こった事を暗示しています。

そして、それを「助けた」のですから、その問題を自分で克服して
自ら立ち直った事を教えています。

「今もテニスを続けている友達」とは、柴田さん自身がテニスを
していたので、「かつての自分」のシンボルです。
その人とちょっとだけ挨拶して別れていますから、
もうテニスには未練はないようです。

そして、二階に行きました。
家も自分自身でしたね。
二階』は精神分野を示しています。
一階』は肉体や物質の世界でした。

ですから、柴田さんは物質の世界に別れを告げて、
精神分野に向かった事になります。

『 店 』はその人の才能や能力の大きさを示します。
それが「ショッピング・モール」ですから、大きな可能性があります。

この夢全体は、心の痛みを克服したり、
これまでの趣味の世界とも離れて、
新しい、スピリチュアルな世界に行こうとする時機が
来ている事を表しています。

しかし、瞑想をするのが困難で、人からエネルギーを奪ったりしているよ。
と、教えてくれているのです。



いかがですか。

夢の中の人や店が自分の姿を見せてくれていると知っただけで、
全く新しい解釈が生まれて来ました。

 なにげない夢のようですが、瞑想を通して霊的成長を求めるよう、
教えられたメッセージ・ドリームです。



 以上、ほんの一部ですが、「スピリチュアル夢セミナー」のようすを
述べてみました。
振り返ると、33話にもなったのですねえ。


夢セミナーの感想です。

夢の世界は私たちの小さな想像力などふっとばすほど、
多様性に満ちていました。
夢は個人のものでありながらも、
全体性を感じる不思議な感覚にも満ちています。

セミナー中は、
たくさんのインスピレーションが
降りそそぐ時間でもありました。
そして、私達は見守られ、導かれているという
やすらぎのひと時でした。

このセミナーでの発見は
夢がシリーズになっているのを
実際に見せてもらった点です。

一つひとつは全く別のようなのに、
全体から見ると、ストーリーがありました。

自分ひとりでは、なかなか気づきません。
これも、セミナーに来て下さった方々のおかげです。
ありがとうございました。

すべての人に夢が与えられています。
何故だろうと、思いませんか。


次回から第2章「不安な夢たち」です。


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by yumemiryoku | 2009-11-10 21:48 | 第33話 ダルマと万引きの夢