カテゴリ:大きい黒熊と古いスリッパの夢( 1 )


中村さん60歳代 女性

「ルナさん、こんな夢見たの、どういう事かしら?」

長いテーブルがあって、人が沢山座っている。
お菓子でも出さなくてはと、紙を切り分けて、皿にしようとしている。
部屋に入ると、黒い大きなクマが座っていた。
(嫌だな)と思いながら、そっと、前を通って二階に上がった。
階段ではなく、梯子だが、しっかりとしていた。
古いスリッパはもういいやと思って、脱ぎ捨てる。
見ると、自分は真っ白な靴下をはいていた。
二階に上がると、女の人の綺麗な歌声が聞こえてきた。

ん~。タイトルがつけにくい夢ですね。
こんな時は、印象深いのだけ、羅列しておきましょうか。
彼女が嫌だと思った「黒い熊と古いスリッパの夢」とでも。

≪シンボル調べ≫
テーブル   …今直面していること。
人々      …自分の様々な側面。
       …自分を育てるものを乗せるもの。
クマ      …可愛かったり怖かったり、不安定な感情のエネルギー。信頼が置けない。
       …未知。無意識。
       …まっさらな事。
綺麗な歌声 …喜び。調和。(魂との)
女の人    …自分自身。直感。叙情、フィーリングの部分。
一階から二階へ…日常から精神的な分野へ
梯子      …気づきへのステップ

さあ、出揃いました。

≪解釈≫
長いテーブルがあって、が沢山座っている。
お菓子でも出さなくてはと、紙を切り分けて、にしようとしている。

長いテーブルは彼女が直面している事ですが、沢山の人が座っていますから、
彼女自身の沢山の可能性を表しています。
お皿は自分の栄養になるものを乗せるものですが、ここでは紙を切って済まそうとしています。
彼女の抱える問題のテーマが出されました。

中村さんは沢山の可能性を持っているのに、自分を粗末に扱っているようです。

部屋に入ると、黒い大きなクマが座っていた。
(嫌だな)と思いながら、そっと、前を通って二階に上がった。
階段ではなく、梯子だが、しっかりとしていた。
古いスリッパはもういいやと思って、脱ぎ捨てる。
見ると、自分は真っ白な靴下をはいていた。
二階に上がると、女の人の綺麗な歌声が聞こえてきた。

大きい黒熊が登場しました。いかにも夢らしく唐突で面白いですね。
これが彼女を悩ませているものです。
本人ももうこれが誰を指すのか分かっています。
「黒い熊は何の象徴か分かっているんでしょ。」
「ええ。主人。」

彼女はその前を無難に通り過ぎて二階に行きます。
この「一階から二階へ」というシンボルは何度も出て来たので、
もう分かりますよね。精神的な分野に向かう事です。
梯子はその気づきのステップの象徴です。

古いスリッパ(基盤・考え方)を捨てて、自分の可能性に気づいて一歩一歩進めば、
綺麗な歌声で歌えるようになるという事です。
そう、歌うのは自分自身です。魂の歌が歌えるのです。


まとめると、こうなります。
≪夢からのメッセージ≫
あなたを悩ます御主人との問題は、
自分の直感やフィーリングを大切にするようにすることで解決できますよ。

でもちょっと待って。
「登場人物はすべて自分だ」という法則を当てはめてみましょう。
すると、黒い熊は「御主人」ですが、「自分自身」でもある事になります。
黒は無意識の領域。そう見たくない自分の熊の領域です。
「可愛かったり怖かったり、不安定な感情のエネルギー。信頼が置けない。」そんな自分。
そう、ここからが本当のスピリチュアルな解釈になります。

御主人は確かに中村さんの悩みの種です。
「すぐに大声を出してどなる。これまで、どれだけ奉仕してきたか分からない。
自分の人生のかなりの部分を夫の為に費やした。」
という話をされました。
でも、すべては鏡です。ミラーシステムが働いているのです。
「御主人の態度」は、「中村さんの、自分自身への態度」だという事なのです。
御主人は単なる写し鏡です。
「でも、私は怒鳴ったりしないし、」と反発する声が聞こえそうです。
無意識の中に押し込めていて、気づかれるのを待っているのが黒い熊なのです。

中村さんとお話をしていると、
不思議な体験が沢山あるのに、表現していない苦しみがあるのが分かって来ました。
その代わりに講演会などで同じような話を聴きに行って、自分の心を誤魔化していました。

私たちは年を取って行きます。当然の事ですが…。
年を取ると、立場が変わっていくという事をすっかり忘れています。
若い頃は学ばないといけませんが、年を取ったら教えないといけません。

中村さんも、もう人生の仕上げの時に入っています。
もう、外から学ぶのはいったん休止して、自分の体験を表現する時期が来たんですね。
それに気付かないで、直面せずに、紙のお皿で誤魔化してるんですよ。

自分を粗末に扱うので、御主人か鏡になって、見せているだけなのです。
熊には「信頼されていません」という意味がありましたが、
信じていないのは中村さん自身です。
自分の真の姿やパワーを見せられているのに、信じない事は苦しみを生み出します。


「靴下が真っ白」です。さあ、新しいスタートを切り直しましょう。


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by yumemiryoku | 2010-04-30 23:42 | 大きい黒熊と古いスリッパの夢